スティーヴ・マックィーン監督、ポール・ロブスンの伝記映画を製作中

スティーヴ・マックィーン監督がポール・ロブスンの伝記映画に取り掛かっているようだ。1920年代にアメリカ人歌手・俳優としてスターダムにのし上がり、公民権活動家としても活動したポールのストーリーをマックィーン監督がスクリーン上に登場させようとしている。ニューヨークで行われたザ・ヒデン・ヒーローズ・アワードの場でマックィーン監督は「ポールの人生と遺産についての映画は『HUNGER/ハンガー』の次に私が作りたかった映画なんだよ」「ただ作るパワーがなかったんだ」とコメントしていた。

ポールは自身の俳優としてのキャリアを投げ打ってまで人種差別問題と戦い、反ナチスデモ活動に参加し、さらには1984年から1985年にはイギリス・南ウェールズの炭鉱労働者ストのサポートも行っていた。その後マッカーシー大統領に共産党主義者として認識されてしまったポールは演技者としてのキャリアを終わらせなければならなかったほか、パスポートまで取り消されることになってしまっていた。

そんなポールに10代の頃影響を受けたというマックィーン監督は、自身が14歳のとき隣人がポールについて書かれた新聞の切れ端をくれた時のことを思い出しこう語っている。「その記事にはウェールズにいたポールが炭鉱労働者たちと歌を歌っていたことについて書かれていたんだ」「俺はその時14歳くらいで、ポール・ロブスンのことを知らなかったんだけど、アメリカの黒人がウェールズにいるってのを奇妙に感じたものだよ。もちろんその後この男がすごい人物だってことを知ったけどね」

同イベントの中でマックィーン監督は、ポールの友人であり歌手兼ソングライターのハリー・ベラフォンテが同作に出演することを明かしている。「俺とハリーはすぐに仲良くなったんだ。俺はこの歳になって新しい友達ができると思っていなかったし、しかもその友達が87歳だなんてね。でも俺はとても幸せで、彼は素晴らしい人だよ」

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