サム・スミス、第57回グラミー賞4部門最多受賞

サム・スミスが第57回グラミー賞で4部門最多受賞を果した。同式典においてまずは最優秀新人賞を獲得したサムは、その後もヒット曲『ステイ・ウィズ・ミー~そばにいてほしい』で年間最優秀レコードと年間最優秀楽曲、『イン・ザ・ロンリー・アワー』で最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバムを次々と獲得し、見事4冠に輝いた。最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバムの受賞スピーチでサムはロサンゼルスのステイプルズ・センターに集結した観衆に向けて「このアルバムを制作する前、自分の音楽を世に出すためだったら何でもしていたってことを言いたいです。減量も試しましたし、最低な音楽も作っていました。自分がありのままでいるようになってから、音楽が順調にいきだして、みなさんが聴いてくれるようになったのです」と語った。

続いて、すでに最優秀ロック・アルバムを獲得していたベックの『モーニング・フェイズ』がサムをはじめ、ファレル・ウィリアムス、エド・シーラン、ビヨンセの強豪を抑えて年間最優秀アルバムに輝き、予想外の展開も繰り広げられた。ベックが同賞を受賞する際には、MTV・ビデオ・ミュージック・アワード2009で友人のビヨンセではなくテイラー・スウィフトが最優秀女性ビデオ賞を獲得したことに対てしステージでケチをつけたことのあるカニエ・ウェストが、今回またしても邪魔をしようとステージに向かおうとしたが、思い直して戻るという一幕もあった。その後、カメラは「またはカンベンよ」と口を動かすビヨンセに向けられた。一方のベックは「戻ってきなよ。助けが必要なんだ」とカニエに呼びかけ、そのハプニングにあまり動じていない様子をみせた。

そんなビヨンセは夫ジェイ・Zとのコラボ曲『ドランク・イン・ラブ』で最優秀R&B・ソングと最優秀R&Bパフォーマンスを2部門受賞となった。最優秀R&Bパフォーマンスの受賞スピーチの際にビヨンセは「ワオ。ありがとうねみんな。本当に光栄だわ。神様に感謝したいです...最高の年だったわ。大好きよ、みんな」「私の愛する夫に感謝するわ。これを観てくれている娘のブルー、心から愛しているわよ」「ベイハイヴ(ビヨンセのファン)にもありがとうを言いたいわ。こんなに応援してくれてありがとうね」と感謝の意を表した。

さらに、ファレルが『ハッピー』で最優秀ミュージック・ビデオと最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ)、『ガール』で最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバムと3部門にわたって受賞した。

LL ・クール・Jが司会を務めた第57回グラミー賞では、そのほかにも『i』で最優秀ラップ・ソングと最優秀ラップ・パフォーマンス2部門で受賞したケンドリック・ラマー、エミネム、キャリー・アンダーウッド、ジャック・ホワイトらも受賞者となった。 

第57回グラミー賞受賞者リスト:

年間最優秀アルバム:

『モーニング・フェイズ』ベック

年間最優秀楽曲:

『ステイ・ウィズ・ミー~そばにいてほしい』サム・スミス

年間最優秀レコード:

『ステイ・ウィズ・ミー~そばにいてほしい』サム・スミス

最優秀新人賞:

サム・スミス

最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム:

『イン・ザ・ロンリー・アワー』サム・スミス

最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ):

『ハッピー』ファレル・ウィリアムス

最優秀ポップ・パフォーマンス(グループ):

『セイ・サムシング』ア・グレート・ビッグ・ワールド 、クリスティーナ・アギレラ

最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム:

『チーク・トゥ・チーク』レディー・ガガ、トニー・ベネット

最優秀ロック・アルバム:

『モーニング・フェイズ』ベック

最優秀ロック・パフォーマンス:

『ラザレット』ジャック・ホワイト

最優秀カントリー・アルバム:

『プラチナム』ミランダ・ランバート

最優秀カントリー・パフォーマンス(ソロ):

『サムシング・イン・ザ・ウォーター』キャリー・アンダーウッド

最優秀ラップ・アルバム:

『ザ・マーシャル・マザーズ・LP2』エミネム

最優秀ラップ・パフォーマンス:

『i』ケンドリック・ラマー

最優秀ラップ・コラボレーション:

『ザ・モンスター』エミネム、リアーナ

最優秀R&B・ソング:

『ドランク・イン・ラブ』ビヨンセ、ジェイ・Z

最優秀R&Bパフォーマンス:

『ドランク・イン・ラブ』ビヨンセ、ジェイ・Z

最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム:

『ガール』ファレル・ウィリアムス

最優秀ミュージック・ビデオ:

『ハッピー』ファレル・ウィリアムス

最優秀R&Bアルバム:

『ラブ・マリッジ&ディヴォース』トニー・ブラクストン、ベビーフェイス

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