『アリスのままで』リチャード・グラッツァー監督死去

リチャード・グラッツァー監督が63歳で死去した。『アリスのままで』でお馴染みのグラッツァー監督は、2011年にアカデミー賞を受賞した同作の製作に取り掛かる直前に筋委縮性側索硬化症(ALS)を患っていることが判明していたが、10日(火)、その合併症の為ロサンゼルスで他界したことを広報会社ブロック・コレンブロットのエクタ・ファラーが発表した。

グラッツァー監督と2013年に結婚し、同作品の共同監督も務めたウォッシュ・ウエストモアランドは声明を出しており、その中ではグラッツァー監督を失った悲しみの胸中を明かすとともに、慰めの言葉を送ってくれた人達への感謝の気持ちが述べられている。「私は悲しみに暮れています」「リチャードは私にとってソウルメイトであり、コラボレーターであり、親友であり、私の人生そのものでもありました。4年間もの間、彼がALSと戦う姿を見てきましたが、その気品あふれた勇気ある姿に私はもちろんのこと、彼を知るすべての人達が感銘を受けていました」「こんな辛い状況の中でも、

世界中へ『アリスのままで』が公開されたのを彼が目にすることが出来たという事実に多少なりの安らぎを覚えます。この映画にリチャードは彼のハートと魂を注いでいました。そしてその作品が多くの人の心を打ったという事実がリチャードの喜びだったのです」「多くの愛をありがとうございます。リチャードは個性的で、自分の意見を持っていて、面白くて、面倒見が良く、社交的で、寛大でとても賢い人でした。真のアーティストであり、素晴らしい男でした。20年という短い時間でしたが一緒に過ごしたその日々は私にとって宝物です」「また彼が天国に旅立ってしまったことを信じることができません。でも、私の心や彼を愛した人たちの心の中で彼はいつも生き続けていくでしょう」

『アリスのままで』の中で若年性アルツハイマーに苦しむ女性を演じたジュリアン・ムーアがアカデミー賞主演女優賞を獲得してから3週間も経たないうちにグラッツァー監督の死という悲しい出来事が起きてしまった。グラッツァー監督もアカデミー賞授賞式に参加する予定であったのだが、その2日前に呼吸器の問題により緊急入院を余儀なくされていた。

12日(木)、ジュリアンは自身のツイッターにグラッツァー監督の死のニュースが報じられたリンクを掲載し「愛してるわ、リチャード」とコメントを添えている。

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