リドリー・スコット、石油王の孫誘拐事件を題材にした新作映画監督へ

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リドリー・スコットが新作『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』の監督を務めることが決定した。実際に1970年代に起きた石油王J・ポール・ゲティの孫ジョン・ポール・ゲティ三世の誘拐事件をテーマにした同作品制作に向けてスコット監督は出演陣や制作チームのメンバーの最終調整に入っているところだとデッドラインは報じている。

当時16歳だったジョン・ポール・ゲティ三世は1973年7月10日、イタリア・ローマのファルネーゼ広場で誘拐され、6か月に渡り鎖につながれた状態で監禁され、誘拐犯はジョンの一家に1700万ドル(約19億円)の身代金を要求する手紙を送り続けた。

石油王J・ポール・ゲティは最初、この一連がジョンの狂言であり、支払いを行うと他の孫達の身に危険が及ぶと考え、身代金の支払いを拒否する。

息子ジョン・ポール・ゲティJrの懇願をも拒否していた石油王J・ポール・ゲティだったが、ジョン・ポール・ゲティ三世の切り取られた片耳と髪の毛が送りつけられてきたことをきっかけに最終的に290万ドル(約3億3000万円)の支払いを行うことに承諾する。

その後9人の誘拐犯が逮捕され、そのうち2人が刑務所へと送られていた。

ジョン・ポール・ゲティ三世はその苦痛な体験から立ち直ることはなくアルコールと薬物に依存症に陥ることになる。1981年には薬物とアルコールを混ぜて飲んだ事により肝不全と脳梗塞を引きおこし、それが原因で目がほとんど失明し体が麻痺する状態になった。その後体調は完全に回復することはなく54歳でこの世を去っている。

ジョン・ポール・ゲティ三世の母親ゲイル・ハリス役としてアンジェリーナ・ジョリーに白羽の矢が立っていたようだが、アンジェリーナが別の仕事を抱えていたためナタリー・ポートマンが現在候補に上がっているようだ。

スコット監督は石油王J・ポール・ゲティ役にはハリウッド界のビッグスターを起用したいと考えており、ジャック・ニコルソンと話し合いを進めていると報じられている。

ドン・ウィンズロウ著作の小説『ザ・カルテル』の映画化を計画していたスコット監督だが、『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』の制作を先に行うことになるようだ。

また2012年の映画『プロメテウス』の続編であり、『エイリアン』の前日譚シリーズの2作目となるスコット監督作『エイリアン:コヴェナント』が今年9月より日本公開となる。

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