アダム・ウェストがこの世を去った。88歳だった。1960年代に放映されたTVシリーズ「バットマン」で主人公を演じていたアダムが9日(金)、白血病のためロサンゼルスで亡くなったことを広報担当者が伝えている。
発表された声明文の中でアダムの家族は「父はいつも自分の事をブライト・ナイト(ユーモアのあるバットマン)として見ており、ファンに良い影響を与えられるよう努力していました。彼は今までも、そしてこれからも私達のヒーローです」とコメントしている。
1966年よりアメリカABCテレビで放送開始となり大ヒットを飛ばした「バットマン」シリーズで、ブルース・ウェインことバットマンを演じていたアダムだったが、バットマンのイメージが強くなりすぎたために他の役どころを得ることに苦労していたこともあったようだ。
最近、アダムはコメディ・アニメシリーズ『ファミリー・ガイ』の舞台となっている小さな町クォーホグの、自身と同名のアダム・ウェスト町長役で声優を担当していた。
妻マーセルとの間に6人の子どもをもうけたアダムには5人の孫、2人のひ孫がいる。