アンジェリーナ・ジョリー、撮影現場にスピリットハウスを建設

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アンジェリーナ・ジョリー(42)は自身の監督作『最初に父が殺された』の撮影現場に「スピリットハウス」を建てたそうだ。アンジェリーナは、1970年代カンボジア政権を握っていたクメール・ルージュ時代を描いた同作で、同国の悲しい歴史を掘り起こすことに関して「意識的であった」ため、大虐殺にあった人々の魂に敬意を払うことが最も重要だったと語っている。「私たちは、人々が傷つけられ埋葬されたその土地、その国にいるんだということ、そしてその時代やその時のネガティブなエネルギーを再現しているということ、カンボジアの人がその強烈な精神を現在も持っていることをきちんと意識していたわ」「俳優たちにクメール・ルージュの制服を着せる前に、現場のスピリットハウスでお香をたいて、伝統的なお供え物をしたの」

また、共同プロデューサーのリティ・パニュは「アンジェリーナは私たちと一緒に映画を作るために来てくれました。心から謙虚にカンボジアのことを愛してくれています。一つ忘れられないことがあります」「アンジェリーナは現場にスピリットハウスを建設できるか私に聞いてきたのです。時々お香をたいて、私たちがするのと同様に、撮影している場所でスピリットや魂に敬意を払ってくれたのです。とても自然にやってくれました」と振り返っている。

同作はルオン・ウンの回想録『最初に父が殺された 飢餓と虐殺の恐怖を越えて』を基にしているが、クメール・ルージュ時代を生き延びた人たちとの対話も基になっており、アンジェリーナは、これまで過去について口を開いたことのなかった多くの人のために、セラピストのチームも用意していたとサンデー・タイムズ・カルチャー誌に話した。「この映画を作るのに必要だったことは、傷跡が残っているこの国そのものについて学習することだった。何故セラピストが現場に必要だったのかというと、多くの人がこれまで自分たちの経験を話したことがなかったからなの」

さらに、アンジェリーナにとってはただこの映画を作れることが「成功」であり、興行成績などは関係ないそうで、うまくいくか気になったことあるかと聞かれたアンジェリーナは「それはあるわ。確かじゃなかったから、慎重にもなった。いくつかの作品にとっては、完成させて公開すること自体が成功だと思う。この作品に関して言えば、作ることができた、作る能力があった、そしてカンボジアがそれに同意してくれたこと、それで十分に成功なの」と答えている。

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