オプラ・ウィンフリー、ゴールデン・グローブ賞で差別とセクハラ問題について熱弁

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

オプラ・ウィンフリーが7日(日)に開かれたゴールデン・グローブ賞式典で、人種差別とセクハラ問題について力強いスピーチを行った。同式典で黒人女性初となるセシル・B・デミル賞を受賞したオプラは、その場を借りて現代社会の問題について提起した。

多くの出席者同様、セクハラ抗議の一環として黒のドレスに身を包み、新作映画『ア・リンクル・イン・タイム』の共演者であるリース・ウィザースプーンからその栄誉を授与されたオプラは、1964年に黒人として初のアカデミー賞主演男優賞に輝き、1982年にはセシル・B・デミル賞を受賞したシドニー・ポワチエについて触れつつ「1982年にシドニーがここゴールデン・グローブ賞式典でセシル・B・デミル賞を受賞した時の想いは今も私の中に残っています。そして私が初の黒人女性として同じ賞を受け取っているのを見てくれている少女たちもいることでしょう」と受賞スピーチを始め、昨今のハリウッドにおけるセクハラ問題は映画業界だけでなく、あらゆる社会の場でも起こっている問題だと強調し、「私は長年、暴行や虐待に耐えてきた全ての女性に感謝の気持ちを表したいと思います。なぜならこの女性達は、私の母のように、ご飯を食べさせなくてはならない子供がいたり、生活を支えたり、追っている夢を持つ人達だからです。それでいてその女性達の名を私たちが知ることはないでしょう」「この女性達は家庭を支えたり、農場で働いているからです。工場やレストランで働いているかもしれませんし、学問の世界かエンジニアリング、医療、科学の世界にいるかもしれません。技術や政界、ビジネスの一部なのです。オリンピックのアスリートであったり軍隊の兵士であったりもするでしょう」と語った。

そして1944年にアラバマで拉致され、6人の男性にレイプされながらも犯人たちを起訴することができなかった黒人女性、レシー・テイラーさんの話を引合いに出し、「レシー・テイラーは98歳の誕生日を目前に控えた10日前にこの世を去りました」「彼女は私たちと同様、残忍で権力を持つ男性に支配された文化の中であまりに長い期間、その人生を送ってきました。こうした男性たちの真実を耳にしない、または口にすることが出来ない年月は長すぎました。でもその時が来たのです。その時代は終わったのです」「ですから今、この場を見ている少女たちに知ってもらいたいです。新しい日はそこまで来ていると」「そして新たな日が訪れた際には、ここにもいる多くの類まれな女性達、そして私たちが『私も被害者』と名乗り上げる必要のない時代に向けた扇動者になるよう努力している素晴らしい男性たちのおかげなのです」と感情的に訴え、会場からはスタンディングオベーションが巻き起こった。

関連リンク
この記事をシェア
このエントリーをはてなブックマークに追加
gotop