ワインスタイン・カンパニー、買収相手が撤退

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ワインスタイン・カンパニーの買収が再び頓挫したようだ。一連のセクハラ騒動の渦中にいる映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが共同設立者に名を連ねる同社は、マリア・コントレラス・スウィート、ロン・バークル、ランタン・キャピタルらが同社の株式を取得しようと画策していることを受け、先週の時点で破産宣告を免れたと思われていたが、同グループが同社に関する「残念な情報」を入手したとして撤退を発表した。

スウィート氏は声明でこう説明している。「私たち全員がザ・ワインスタイン・カンパニー買収に向けて本格的に取り組んでいました」「しかし、契約後の株式譲渡契約書の段階になって、この売買の実行可能性に関する残念な情報を入手しました」「その結果、この売買から手を引くことに決めました」

デッドラインによると、買収グループは2700万ドル(約28億円)もの余剰金や利益配当、2000万ドル(約21億円)もの買掛金、さらに1700万ドル(約18億円)もの商業仲裁に関わる費用など、これまで考えられていた金額より負債額が大きかったことが明らかになると、計画からの撤退を決めたという。

これによりワインスタイン・カンパニーは数週間後には破産申告をするとみられているが、スウィート氏は自分の映画会社のビジョンのために、その機会を利用する可能性は捨てていないという。「女性が引っ張って行く映画会社を作るというビジョンが、正しい行動指針だと私は信じています。そのためにも、破産手続き中に所得可能になる資産の買収や、エンターテイメント業界での他の可能性についても検討するつもりです」「引き続き、私は全ての分野における女性の経営権の確立を促し、重要な企業のリーダーとしての未来を女の子たちが思い描けるように尽力していきます」

ワインスタインにセクハラ疑惑が浮上して以来、同社の衰退は始まっており、昨年10月に最初の訴えが明らかになってからすぐにワインスタイン本人は解雇されていた。

現在、アメリカとイギリスの警察がワインスタインに対する捜査を行っているが、まだ罪に問われてはいない。

以前、ワインスタインは自分が「かなりの痛みを与えた」とは認めていたが、現在直面している多くの訴えを否定している。

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