アカデミー理事、抗議の辞任

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映画芸術科学アカデミー(AMPAS)の理事を務めていたビル・メカニックが、映画業界が抱える問題への抗議として辞任した。『ハクソー・リッジ』で製作を務めたメカニックは、同アカデミーに対して送付した手紙の中で、多様化や業界におけるセクハラ問題や差別への取り組みの欠如を非難した。

同アカデミーのジョン・ベイリー会長宛の自筆の手紙の中で、「包括性の問題について我々はアカデミーを遥かに超越した問題であるとの認識をほとんどすることなく、数値による回答を用意してきました」「むしろプレッシャーに対応してきただけです。ある理事は、功績にかかわらず白人男性を1人もアカデミーに入れないことを提案するほどだったくらいです!」と綴っており、デッドラインが入手した手紙では、アカデミー賞の視聴率低下に関しても取り組んでいないと批判している。

メカニックは過去10年間において、アカデミーが「オスカー像がテントで授与されるべきかと思うほどの小規模なインディ作品ばかりノミネートしてきた」とも不満を漏らした。

先日には、スティーブン・スピルバーグがネットフリックスのオリジナル映画がアカデミー賞を受賞するのはふさわしくないと明かしており、同サービスが「テレビというフォーマット」に傾倒しているとし、オスカー像にはそぐわないと持論を展開していた。

「一度テレビのフォーマットに専心したのなら、あくまでテレビ映画でしかない」「確かに優れた作品ならエミー賞に値するだろうが、オスカーではない。ただいくつかの映画館で一週間にも満たない期間だけ上映許可されたような映画が、アカデミー賞にノミネートされるのは適格ではないと思うよ」

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